【絵本レビュー】「かしこいねこと100にんのおうさま」のあらすじ・読んだ感想まとめ

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かしこいねこと100にんのおうさま (1)
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「かしこいねこと100にんのおうさま」は、わがままなおうさまと、知恵を使っておうさまを変えようとする1匹のねこを描いた絵本

絵本を通して、「違いを認め合うこと」の大切さが伝えられており、第29回文芸社えほん大賞 絵本部門 優秀賞を受賞しています。

おうさま
おうさま
ねこ
ねこ
REVIEW PRESSの猫部長
REVIEW PRESSの猫部長(かしこい)

今回は「かしこいねこと100にんのおうさま」のあらすじや対象年齢、実際に読んだ感想などをREVIEW PRESS編集部が徹底レビューしていきます。

この絵本の著者
ヒロミツ
ヒロミツ

大阪市在住の現役医師。「自分だけが正しい」ということではなく、「違いを認め合うこと」の大切さを子どもたちへ伝えたいと思い、本作品を制作。

この記事を書いた人
REVIEW PRESS編集部
REVIEW PRESS編集部

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ざっくりあらすじ

わがままなおうさまが治める国に、1匹のかしこいねこが現れる。ねこはおうさまを直接責めず、国民全員に同じ振る舞いをさせることで、自らの問題に気づかせる。違いを認め合うことや相手の気持ちを考える大切さを、意外な結末とともに描いた物語。

絵本を読んだ感想

感想レビュー内容
寓話のような深みがありつつ、子どもでも分かりやすい押し付けがましくなく、子どもには自分で考える大切さ、大人には相手の声を聞く必要性を伝えてくる。
柔らかいイラストとキャラクターで親しみやすい色鉛筆やクレヨンで描いたような温かみのある絵柄が特徴。キャラクターも親しみのあるタッチ。
絵本を読み慣れていない子どもでも、内容を追いやすい工夫がある全ページが平仮名。全28ページと長すぎず、読み聞かせにも自分読みの練習にも向いている。

絵本の口コミ

絵本の口コミ
  • 子どもにも大人にも響くやさしいメッセージがつまった一冊
  • 絵柄が可愛いので子供も楽しんで読んでくれる
  • 我が子への一冊としてはもちろん、プレゼントにも素敵

絵本がおすすめな人

おすすめな人おすすめする理由
プレゼント用の絵本を探している人かわいらしいイラストと心温まるメッセージを楽しめ、誕生日や入園・入学祝いにも選びやすい
親子で会話しながら読める絵本を探している人登場人物の気持ちや行動について問いかけやすく、読み聞かせ後の会話を広げられる
平仮名で書かれた、自分読みの練習にも使える絵本を探している人全ページが平仮名で構成され、読み聞かせから子どもの音読へ段階的に移行しやすい
目次

「かしこいねこと100にんのおうさま」のあらすじ

「かしこいねこと100にんのおうさま」のあらすじ
項目内容
タイトルかしこいねこと100にんのおうさま
定価1,320円(税込)
作・絵ヒロミツ
出版社株式会社文芸社
発売日2026年8月1日
ページ数28P
サイズ縦19㎝×横25㎝
販売先Amazon

『かしこいねこと100にんのおうさま』は、自分のやりたいことばかりを優先する、わがままなおうさまが治める国を舞台にした物語です。

ある日、おうさまの前に1匹のかしこいねこが現れ、国民全員がおうさまと同じように行動することを提案します。すると、国民たちも自分勝手に振る舞うようになり、国は次第に大混乱。

自分と同じ人ばかりになったことで、おうさまは初めて自らの行動の問題に気づき、心を入れ替えます。しかし、物語はそこで終わらず、さらに意外な展開が待っています。

相手を直接責めるのではなく、自分で間違いに気づくように導くねこの賢さを通して、「自分だけが正しいと思い込まないこと」「相手の気持ちを考えること」「違いを認め合うこと」の大切さを描いた絵本です。

「かしこいねこと100にんのおうさま」の対象年齢

『かしこいねこと100にんのおうさま』に決まった対象年齢はありません。

全ページが平仮名で書かれているため、小さな子どもでも楽しめる絵本です。読み聞かせなら3~4歳頃から、物語の流れや登場人物の気持ちを理解しやすくなるのは5~6歳頃が目安でしょう。

文字を覚え始めた子どもなら、自分で読む練習にも使えます。親子で感想を話しながら、年齢に応じた楽しみ方ができる1冊です。

「かしこいねこと100にんのおうさま」を読んでみた感想レビュー

次に、実際に「かしこいねこと100にんのおうさま」を読んでみた感想をレビューしていきます。

それぞれ詳細を解説していきますね。

感想①:寓話のような深みがありつつ、子どもでも分かりやすい

まず、「かしこいねこと100にんのおうさま」は、子ども向けの分かりやすい物語の中に、大人にも通じる深いテーマが込められているなと感じました。

物語に登場するのは、自分のやりたいことを優先し、周囲の人とは異なる行動を取ってしまう、わがままなおうさま。そこへ現れたかしこいねこは、おうさまを強い言葉で責めるのではなく、国民全員がおうさまと同じように振る舞う状況を作ります。

すると、国民たちも自分勝手に行動するようになり、国は思わぬ方向へ進んでしまいます。自分と同じ人ばかりになったことで、おうさまが初めて自らの問題に気づく流れは、子どもにも因果関係が伝わりやすく、押し付けがましさもありません。

特に印象に残ったのは、単に「わがままはいけない」と教えるのではなく、自分の姿を他人の行動を通して見せることで、本人に気づかせている点ですね。

おうさまを最初から最後まで悪者として扱わず、反省した人が変わる可能性まで描いているため、失敗したときにどう行動すればよいかを考えるきっかけにもなると思いました。

また、反省して終わると思わせたあとに意外な展開が続くため、教訓を伝えるだけの単調な作品でもありません。

子どもには自分で考える大切さを、大人には相手の声を聞く必要性を伝えてくれますね。

感想②:柔らかいイラストとキャラクターで親しみやすい

「かしこいねこと100にんのおうさま」のイラストは、色鉛筆やクレヨンで描いたような柔らかな質感

おうさまは赤やオレンジを中心とした暖色で描かれ、大きな黄色い王冠、太いまゆ毛やひげ、口を開けた表情から、気の強さやわがままな性格がひと目で伝わってきました。

おうさま
おうさま

一方、かしこいねこは鮮やかな青色で描かれ、目を閉じた穏やかな表情を浮かべています。感情的なおうさまと、落ち着いて考えるねこの違いが、文章を読まなくても分かる構図ですね。

ねこ
ねこ

輪郭や形は複雑すぎず、幼い子どもでも登場人物を見分けやすいはず。均一に整えすぎていない線や塗り方で温かさがあり、子どもの絵に近い親しみも感じられます

また、表情が大きく分かりやすいため、まだ文章を読めない子どもでも、「おうさまは怒っている」「ねこは落ち着いている」と感情を想像できます。

感想③:絵本を読み慣れていない子どもでも、内容を追いやすい工夫がある

「かしこいねこと100にんのおうさま」は、絵本を読み慣れていない子どもでも、内容を追いやすいように工夫されているなと感じました。

すべてのページが平仮名で書かれているため、大人による読み聞かせだけでなく、文字を覚え始めた子どもの自分読みにも最適です。

難しい漢字や長い説明文が続かず、おうさまとねこの会話を中心に物語が進むので、誰が何を話しているのかを理解しやすいのも良いですね。

また、文章は登場人物の近くに配置され、黒い矢印に沿って右へ進んだり、左へ戻ったりしながら読むことができます

矢印で読み順に迷いにくい
矢印で読み順に迷いにくい

加えて、全28ページと長すぎない構成。さらに、物語にはおうさまの変化や意外な展開があり、最後まで飽きずに読めると思いますよ。

「かしこいねこと100にんのおうさま」の口コミ

ここまでは主観的な意見でしたので、次にSNS上にある「かしこいねこと100にんのおうさま」の口コミも紹介していきますね。

Instagramモニター投稿者3名による口コミの抜粋となります。

口コミ①:子どもにも大人にも響くやさしいメッセージがつまった一冊

t_tiger0504さん

『みんな ちがって、みんな いいにゃ』

まわりと同じであることを求められる王様の国で、賢いねこが“違いを認める心”をそっと伝える物語。

子どもにも大人にも響くやさしいメッセージがつまった一冊でした☺️🍀

ねこの優しさ、思いやり🐈‍⬛

そして、変わることのできる、おうさまが素敵に感じました。

贈り物にもぴったりで、多くの方に手に取っていただけたらと思います☺️💛

口コミ②:絵柄が可愛いので子供も楽しんで読んでくれる

s_r.a_y_さん

あなたは本当に正しいですか??

「かしこいねこと100にんのおうさま」を3歳と一緒に読んでみた🐈

傲慢な王様をやっつけるわけではなく、優しく気付きを与える、現代版の「北風と太陽」のような知恵のある賢いねこがめちゃくちゃキュート!

人は誰かに指摘されるよりも、自分で気付いた方が心に残ることがあるかもしれない。

王様は身近な人に投影もできるし、自分はどうなんだろう?と省みるきっかけをくれるチャーミングなキャラクター✨

絵柄が可愛いので子供も楽しんで読んでくれるし、おすすめの絵本です!!

口コミ③:我が子への一冊としてはもちろん、プレゼントにも素敵

8su_no5_meshiさん

文字はすべてひらがなだから、小さなお子さんでも読みやすいのが嬉しいポイント❤️

イラストもほっこり可愛くて、読みながら思わず立ち止まっちゃう👀✨

「あ!魚持ってる!🐟」
「この人なんか悲しそうな顔してる🥺」

なんて親子で絵を見ながら盛り上がりました🤣💕

お話はテンポよく進むので最後まで飽きずに読めるし、ワガママなおうさまとかしこいねこのやり取りを見ながら

「自分だったらどうかな?」
「人の気持ちって大事だね」

なんて自然と考えるきっかけにも🥰

そして最後は
「めでたし、めでたし♪」

…と思ったら終わらない🤣!!

まさかのオチのオチまであって、親の私も思わずクスッ🤭❤️

子どもも大人も、それぞれ違った視点で楽しめる一冊だなと思いました📚✨

我が子への一冊としてはもちろん、プレゼントにも素敵だと思います🎁💕

「かしこいねこと100にんのおうさま」の口コミ:まとめ

「かしこいねこと100にんのおうさま」の口コミ
  • 子どもにも大人にも響くやさしいメッセージがつまった一冊
  • 絵柄が可愛いので子供も楽しんで読んでくれる
  • 我が子への一冊としてはもちろん、プレゼントにも素敵

「かしこいねこと100にんのおうさま」の口コミでは、子どもにも大人にも伝わる、やさしく奥深いメッセージが高く評価されていました

すべて平仮名で読みやすく、かわいらしいイラストやテンポのよい物語、意外な結末も好評です。

親子で会話を広げながら楽しめるため、自宅用はもちろん、子どもへのプレゼントにも適した一冊といえるでしょう。

「かしこいねこと100にんのおうさま」がおすすめな人

以上を踏まえて、「かしこいねこと100にんのおうさま」がおすすめな人をまとめていきますね。

順番に見ていきましょう。

おすすめな人①:プレゼント用の絵本を探している人

まず、「かしこいねこと100にんのおうさま」は、子どもの誕生日や入園・入学祝いなど、プレゼント用の絵本を探している人におすすめです。

かわいらしいねことおうさまが登場する親しみやすい作品で、幼い子どもでも絵を眺めながら楽しめます。単に楽しく読めるだけでなく、成長してから読み返すことで、年齢ごとに異なる受け取り方もできるはず

意外な展開やユーモアもあり、教訓だけを前面に出した堅苦しさもありません。子ども本人が楽しめるのはもちろん、読み聞かせをする保護者にも印象が残りやすいため、親子で長く愛用してもらえる贈り物になるでしょう。

おすすめな人②:親子で会話しながら読める絵本を探している人

「かしこいねこと100にんのおうさま」は、親子で会話を交えながら楽しめる絵本を探している人にもおすすめです。

おうさまとねこのやり取りを読むだけでなく、「おうさまはどうして怒っているのかな」「ねこはなぜ直接注意しなかったのかな」と問いかけることで、子どもの感じ方や意見を引き出せます。

読み終わったあとに「自分だったらどうする?」「お友達と意見が違ったらどうする?」と聞けば、日常生活にも置き換えて話せるでしょう。

文章を一方的に読み進めるだけでなく、絵を指差したり、登場人物の気持ちを想像したりできるため、親子のコミュニケーションを大切にしたい家庭にぴったりだと思いますよ。

おすすめな人③:平仮名で書かれた、自分読みの練習にも使える絵本を探している人

「かしこいねこと100にんのおうさま」は、子どもが自分で読む練習に使える絵本を探している人にもおすすめです。

本作はすべてのページが平仮名で書かれているため、漢字をまだ習っていない幼児や、小学校へ入学したばかりの子どもでも文章を追いやすくなっています。

親子で役を分け、おうさま役とねこ役になって読むと、音読の練習を遊びのようにも楽しめますよ。

全28ページと長すぎないので、一冊を最後まで読めたという達成感も得やすいボリューム感。最初は保護者が読み聞かせ、慣れてきたら短い部分を子どもに任せるなど、成長に合わせた読み方ができるでしょう。

「かしこいねこと100にんのおうさま」:まとめ

感想レビュー内容
寓話のような深みがありつつ、子どもでも分かりやすい押し付けがましくなく、子どもには自分で考える大切さ、大人には相手の声を聞く必要性を伝えてくれる。
柔らかいイラストとキャラクターで親しみやすい色鉛筆やクレヨンで描いたような温かみのある絵柄が特徴。キャラクターも親しみのあるタッチ。
絵本を読み慣れていない子どもでも、内容を追いやすい工夫がある全ページが平仮名。全28ページと長すぎず、読み聞かせにも自分読みの練習にも向いている。

「かしこいねこと100にんのおうさま」は、かわいらしいねことおうさまの物語を楽しみながら、相手との違いを受け入れる大切さを学べる絵本です。

ねこはおうさまを直接責めるのではなく、自分の行動の問題に自ら気づけるように導きます。その姿からは、知識や地位だけではなく、相手に伝わる方法を選ぶことも本当の賢さであると伝わってきます。

全28ページで、文章はすべて平仮名です。読み聞かせなら3~4歳頃から楽しみやすく、5~6歳頃になると物語に込められた意味まで理解しやすくなります。

子どもだけでなく、大人も自分の言動を振り返るきっかけを得られるため、親子で感想を話し合える絵本を探している人におすすめですよ。

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この記事の編集者

RP編集部のアバター RP編集部 REVIEW PRESS編集部

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